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投資信託の繰上償還リスクが現実化した件

上記ツイートの通り、毎月積立で購入していた投資信託が繰り上げ償還されてしまいました。最終的に元本割れとなってしまった今回の繰上償還、購入時に吟味できていれば回避できたかなとも思うので、その観点での投資信託選び方も記事後半でちょっと触れてみました。

繰上償還の対象となった投資信託がどういった末路を辿るのかは、こちらの記事をどうぞ。
www.tempo96.com

繰り上げ償還されたのは「i-mizuho 欧州株式インデックス」

詳しい情報についてはこちらをどうぞ。

このファンドで積み立てを始めたのは2017年初の頃です。当時は米国株式のインデックスファンドが調子良かったのもあり、国内株の他に、欧州株のインデックスファンドも買ってみようかな、くらいの軽い気持ちで積み立てを始めました。

なので正直、償還リスクはまったく意識していませんでした。この判断がのちに繰上償還というさびしい結末を迎えることになるわけです・・・。

どれくらい損益がでたか?

この投資信託で積み立てた金額は総額¥37,000、償還金額は¥35,674でした。結果だけみれば¥1,372のマイナスです。元本割れ、悲しいですね・・・

ちなみにこの投資信託はみずほ銀行経由で購入していたので、みずほダイレクト(みずほ銀行のインターネットバンキングサービス)で取引履歴を確認できます。ただし投資信託の購入履歴は過去15ヶ月分までしか遡れないのでご注意ください。

改めて、繰り上げ償還リスクとは?

ここまで、実際に繰上償還されてしまった投資信託について触れてきましたので、改めて繰上償還リスクについてまとめてみました。

投資信託には運用の種類でいろいろタイプがありますので、今回はインデックスファンドに対象を絞ってみたいと思います。これは基本的に、長期にわたって保有し続けていればだいたいの確率でプラスになるよ、という性質の投資信託だと思ってください(超ざっくりですみませんが)。

ただしこれは1年とか2年といった期間保有し続けた場合ではなく、10年、20年といったレベルでの話です。単年度の成績で見ると、マイナスになっている(=一年間のトータル成績がプラスになっていない)投資信託もあります。

さて、数十年単位で保有していれば最終的にはプラスになっている確率が高そうだ、とは言っても、それはその投資信託がその期間、運用し続けていられることが前提の話です。

今回のように、繰上償還時の成績がマイナスになっていれば当然そのぶん元本割れを起こした状態で強制的に売却されてしまうわけなので、最終的な成績はマイナスとなってしまうわけです。

無事これ名馬ということわざがあるように、長期投資を目的に投資信託を購入するならば、数十年間にわたって償還されずに運用し続けられることが重要な条件となります。

繰上償還時の税金について

投資信託を売却する際には、ファンドによりますが売却手数料、信託留保などの手数料がかかります。われわれの手元にはそうした手数料を引いた分が売却金額として入ってくるイメージです。

今回の「i-mizuho欧州株式インデックス」は積立を前提にしたインデックスファンドだったので、償還にあたっての手数料はかかりませんでした。ただし利益に対しての税金はかかり、非課税措置がなければ所得税・住民税を合算して20.315%が課されます。

今回の僕のケースだとそもそも元本割れとなっていて利益が出ていないので、税金は発生しません。

繰上償還リスクを回避するための投資信託の選び方

さびしい結末ではありますが、この教訓は生かさないと仕方ないですよね。長期保有を前提として、償還リスクの少ない投資信託を選ぶにはどうしたら良いのでしょうか?当時の自分にアドバイスすろとしたら、ポイントは以下の3つと思います。

規模は十分か?

規模というのはつまり総資産額のことです。どれくらいの金額でそのファンドを運用しているのか?というイメージです。

ちなみに日本国内の投資信託のうち総資産額のランキング1位はTOPIX連動型上場投資信託です。純資産額は7兆7千億円

こういった、投資信託の情報を調べるにはモーニングスターが便利ですね。

繰上償還となってしまった「i-mizuho欧州株式インデックス」は4月27日の償還時点で4億円ちょっとと、その差は実に19,250倍です(この比較自体にあまり意味はありませんが)

運用期間の実績は十分か?

設定されてから歴の浅い投資信託の場合は、運用資金が思うように集まらなかったりして早めに償還してしまうことがあります。長い期間生き残っているファンドは、それだけ合理的な運用を行ってきたと判断できる指標の一つにはなります。

どれくらいの運用期間があれば良いのかはちょっとまだ経験が足りないので明確な線引きができていないのですが、i-mizuho欧州株式インデックスは2013年9月に設定されたファンドでした。僕が積立を開始した2017年当初時点ではまだ4年程度の運用期間ですね。

上で触れたTOPIX連動型上場投資信託の場合は2001年に設定されましたので、2018年時点で17年間の運用実績があることになります。

ちなみにモーニングスターでもっとも運用期間が長い投資信託を調べると、大和証券が販売する運用期間56年の「大型株ファンド」というのがヒットしました。

他にもコストや運用期間(インデックスファンドならだいたい無期限なはずです)など気にした方が良い点はあるのでしょうが、ざっくり償還リスクに備えるという点ではこんなところでしょうか。

まだまだ投資家としての経験が浅いので、しっかり勉強していきたいと思います。そういう意味では、今回の繰上償還も良い勉強になったと捉えましょう。そうしないとマイナス¥1,372が浮かばれないので・・・

ではでは!



自分で情報を取りに行かなくてもお任せできるという点では、ロボアドは非常に便利だと思います。
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