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ニッチな条件下で、手数料1%のロボアドとETF自力購入ではどれくらい差があるのか

ニッチな条件下だと思いますがロボアドとETF自力購入の話をします。

毎月1万円、米国ETF積立購入に回そうと思い立ったとします。理由は米国株式に投資するインデックスファンドなら間違いはないらしい、からです。

ETF積立投資についてさっそく情報収拾したところ、ロボアドバイザーというものにたどり着きました。手数料は預け入れ金額の1%(年間)です。ウェルスナビ・THEOのどっちでも良いです。

1年間での積立額は12万円。このうちの1%が手数料として取られるので、1,200円が必ず毎年かかる手数料となります。有名な言葉に「手数料はリスクゼロのマイナスリターン」というものがある通り、1%を超える運用利回りがない限り、このロボアドバイザー投資はマイナスリターンが続くわけです。
※ウェルスナビの手数料は毎月引落のため、厳密にはこの金額にはなりません。そもそも評価額が毎日変動しますからね・・・THEOのほうは公式サイトから手数料計算の情報がぱっと見つかりませんでした。

さて、ここで話を巻き戻して、ロボアドバイザー頼らずに自力で米国ETFを購入すればいいやと考えたとします。購入したい銘柄はVTIにしておきましょう。証券会社は有名なSBI証券とします。

1月の給料が入ったのでさっそく1万円をVTIの買付に回してみましょう。2018年1月2日時点での株価は138.22$です(グーグル検索しました。みなさんも銘柄名+チャートでググってみてください)
グーグル検索したVTIのチャート

SBI証券だと円のまま米国ETF買付もできますが(円貨決済)、手数料が高いので、いちどドル転(ドルを購入すること)を行います。SBI証券と連携できるので、住信SBIネット銀行の外貨積立を使いましょう。為替手数料は1ドルあたり2銭です。ちなみにキャンペーンでたまに為替手数料(ドル買付)が0円になってたりします。

1万円で購入できるドルは89ドル(2018年1月2日:1$=112.26)、為替手数料は1.78円です。おや、同日時点でのVTI価格が138.22$なのでこの時点では購入できませんね。翌月の給料を待ちましょう。

1ヶ月待ってまた給料が入ったので1万円を積立に回しましょう。2018年2月1日時点では1$=109.40です。購入できるドルは91ドル、為替手数料は1.82円です。前月購入したぶんと合わせて180ドル。この時点でのVTI価格は144.37ドルなので1株購入できますね。ただ注意したいのが買付手数料です。 SBI証券では約定価格の0.45%、下限として5ドルが設定されています(実際は税込で5.40$)

この調子で毎月初めに買い付けを行ってみましょうか(為替手数料無視だったり、小数点を切り捨てたりしているので、乱暴な計算です)
1月2日 112.26 VTI:138.22$ (91$保有、VTI:0株)
2月1日 109.40 VTI:144.37$ (32.23$保有、VTI:1株)
3月1日 106.17 VTI:137.35$ (126.41$保有、VTI:1株)
4月2日 105.80 VTI:132.63$ (82.89$保有、VTI:2株)
5月1日 109.87 VTI:136.54$ (31.96$保有、VTI:3株)
6月1日 109.54 VTI:141.50$ (123.25$保有、VTI:3株)
7月2日 110.87 VTI:140.77$ (67.28$保有、 VTI:4株)
8月1日 111.70 VTI:144.92$ (6.48$保有、 VTI:5株)
9月1日 111.04 VTI:149.86$ (96.54$保有、VTI:5株)
→ここから未来値なので、9月までの平均を取りました。雑ですいません。
10月1日 110.06 VTI:140.68$ (41.32$保有、VTI:6株) 
11月1日 110.06 VTI:140.68$ (132.18$保有、VTI:6株)
12月1日 110.06 VTI:140.68$ (76.96$保有、VTI:7株)

この調子で行くと、年間12万円で購入できるドルがおおよそ1090$、VTI平均が140.68$として購入できるのは7株。購入回数が2月からの7回なので手数料で35ドルかかる計算です。1090ドルに対して35ドルって、およそ3.2%ですよ。ロボアドの手数料1%より高くついちゃってますね。。。

とはいえ、実際はこんなやり方で購入することはないと思います。買付手数料がパーセンテージでかかる以上、まとまった金額で買い付けたほうが買付手数料は安くすみますし、このガバガバな計算でロボアド手数料と自力ETF購入時のメリット・デメリットを語るのは怒られそうな気がします(たとえばNISA枠を使えば買付手数料は回避できますし、買い付け手数料だって上限はある)

この計算から言えるのはせいぜい、まとまった金額を投下できなければ手数料の重力を振り切るのは難しいといった一般的な話でしょうね。

ちなみに計算上、1,111ドルぶんの米国ETF購入であれば手数料が下限となります(1,111$×0.45%=4.99$。1,112$だと5.004$)
SBI証券での手数料上限20$を振り切るには4,444ドル以上の買い付けが必要です(4.444$×0.45%=19.998$。4,445$だと20.0025$)

ロボアドバイザーの手数料1%は高いというのはわかりますが、じゃあ同じ積立金額で自力購入していくのが最適解かというと、そうでもないよ、ということを残しておきたかっただけです。今のところの考えとしては、自力で銘柄選定ができて、まとまった金額を投下できるならば、ロボアドに頼る必要はなさそうだね、ということです。

ところで、1,111ドルで1株140.68$としたときのVTIを一括購入すると、7株購入で120.74$余りとなります。1,111ドルに対して手数料5.4$(税込)なので、元手の0.48%くらいが手数料になります。1%の半分以下になりましたね。

一括購入するとそれはそれでリスク分散が効かなかったり~と考え方はあると思うので、今回はこの辺にしておきます。

ではでは。