どうも、tempo96(@tempo96blog)です。普通の会社員をやっている僕ですが、いろいろ資産運用を試すなかでロボアドバイザーは結構お気に入りです。
なんといっても投資に必要な小難しいことをすべて自動で行ってくれるのがうれしい所です。しっかり実績も付いてきていますしね。
今回はなにかとウェルスナビと比較されがちな「THEO(テオ)」について、実際に使った感想も交えてご紹介してみます。ちょうど1年半くらい使ってることになりますね。
ウェルスナビも使っていて、その感想はこちらの記事でまとめていますのでよければご参考までに。
10万円から始められる「ウェルスナビ」でほったらかし資産運用! - ステップ・バイ・ステップ
(引用:THEO[テオ] by お金のデザイン | ロボアドバイザーで、おまかせ資産運用)
「THEO(テオ)」について
テオはロボアドバイザーの一種です。ウェルスナビと同様、資金を入金すれば自動的に資産運用を行ってくれるというサービスです。運営は「お金のデザイン」という会社です。
ロボットアドバイザーで有名なウェルスナビと比べると登録ユーザ数は約1万人(2017年4月時点情報。ウェルスナビは現在で約4万人)と劣るのが実情です。
しかし2016年2月のサービス開始当初から一貫して投資初心者向けをコンセプトに掲げ、最低開始金額は10万円としていましたので、自分のような投資初心者には非常に興味が惹かれるサービスでした。
実際、今年の1月に行われたTHEO1周年アンケートによれば、無料診断を実施した約24万人のうち、投資経験なし・あるいはほとんどないと回答した人が89%だそうです。さらにユーザの年代は20-30代が過半数を占めるなど、コンセプト通りのサービスという感じですね。
(THEO[テオ] 1周年 1st Anniversary THEOってどうなの?)よりデータ引用
当時ウェルスナビはまだ一般向けサービスを開始していなかったですし、サービス開始後も100万円が最低開始金額でしたからね・・・
最近ではウェルスナビもキャンペーン中とはいえようやく最低開始金額を10万円に引き下げましたので、かなり強い差別化要因ではありませんが、投資初心者でも手軽に投資をというコンセプトは共感するところがあります。
THEOの良いところ
(引用:THEO[テオ] by お金のデザイン | ロボアドバイザーで、おまかせ資産運用)
運用方針を丸投げできる
THEOは年齢や現在の年収などいくつかの質問に回答すると、自動で運用方針(どんな金融資産をどれくらい保有するか)を決めてくれます。THEOの絶妙なところは資産運用方針をお任せにできるところだと思います。
(引用:THEO[テオ] by お金のデザイン | ロボアドバイザーで、おまかせ資産運用)
使い道のないお金がを眠らせておくのはもったいないから、とりあえず投資してみるか、といった僕のような初心者の場合は運用方針を決めるのもなかなか難しいですよね。
投資の目的は?と聞かれてもなあといった感じです。 THEOはその最初の投資目的もゆるーく決められるので、ありがたいですね。
最低投資金額が1万円からとハードルが低い
サービス開始時から最低投資金額が10万円と、初心者にやさしい設計になっていました。現時点では1万円あれば口座開設が可能です。その場合は入金額が10万円に達するまで、自動診断されたポートフォリオのうち株式を中心に買い付けを行うようです。
費用がシンプル
THEOの料金体系はいたってシンプルです。預かり資産の1%、これだけです。そのほか入金時の手数料はユーザ負担となりますが、住信SBIネット銀行宛ての振り込みになるので、住信SBIネット銀行に口座を持っている方は手数料無料で振込ができます。出金時の手数料はTHEOが負担してくれます。
勝手に運用してくれる
何よりこれが一番でかいです!定期的なリバランスや分散を考慮したポートフォリオ構築など、資産運用で必要な判断や売買処理を自動で行ってくれます。
ちなみにウェルスナビとの大きな差異は、この自動運用のアルゴリズムになります。実際にウェルスナビとTHEOのポートフォリオを見比べてみるとちょっとわかるのですが、この辺はまだ勉強不足な感じがあるのでまとまったら別記事で書きます。
ざっくりいうと、選定されるETFに違いがあるということですね。
毎月積み立てができる
THEOでは毎月の積み立てに対応しています。毎月積み立てはドルコスト平均法という考え方で淡々と実績を積み上げることができます。僕も毎月1万円を積み立てています。
ニュースレターがおもしろい
THEOを運営するお金のデザイン社より定期的にメールマガジンが届きます。これがおもしろいんですよね。
ちょっと前に配信されて面白かったのは、お金のデザイン社員がTHEOを使ってみた運用実績の公開というものです。自分以外のTHEOユーザの感想を見れるのはおもしろかったですね。
THEO[テオ] 1周年 1st Anniversary わたしの資産公開
そのほかテーマは経済情勢やロボアドバイザーでの長期積立の有用性など。ちょうど知りたかった情報が配信されてくるので読み物として興味を持って読んでいます。
運用実績について
たぶんみなさんこれが一番気になりますよね?笑 さっき撮ってきたスクリーンショットです(円建てとドル建て)
具体額がないのはご愛嬌ということで容赦ください。円建てで+12.82%、ドル建てだと+8.22%です。数値だけみるとウェルスナビよりも良い成績ですね。一度だけ株式比重を高めるようにポートフォリオ変更していますが、それ以外はほったらかしです。それでこの成績なので、手数料1%でも十分価値はあると感じています。
で、THEOとウェルスナビどっちが良いのか?
ここまで眺めてみて気になるのはやはりウェルスナビとTHEOどっちが良いのか?ではないでしょか。個人的な思いからいうと、どっちでもいいんじゃないかなあと思います。身も蓋もなくてすみませんが・・・いまのところ実績もウェルスナビ、THEOともに遜色ないですし。強いていえば、THEOのほうが特に初心者向けに設計されている印象ですので、初めての投資ということであればTHEOがわかりやすいんじゃないかと思います。
ただ、ウェルスナビにはTHEOにないDeTAX(税負担を軽減する処理)もありますので、税金周りの処理はウェルスナビが一歩有利なのかもしれません。
両方やってみて成績のより良い方に絞るもよし、見極められるまで両方継続するのもありではないでしょうか。
【2017.12.09追記】
THEOのデメリットとして、入金した金額のうち、自由に出金できる金額が10万円を下回らない範囲までとなっていることに注意してください。
例えば、THEOで30万円運用しているとすると、自由に引き出せる金額は20万円までとなり、残りの10万円を引き出すにはいまのところ解約するしか手段がなさそうなのです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
【追記ここまで】THEOの期待できそうなところ
2017年10月31日、お金のデザイン社はNTTドコモなどから7.8億円を調達したと発表しました。彼らが組んで具体的に何をするのかはまだ未定のようですが、大企業との共同検討はなにかワクワクするものがありますね。
ロボアドバイザー「THEO」を提供するお金のデザイン、NTTドコモなどから7.8億円調達 | TechCrunch Japan
まとめ
ロボアドバイザーのTHEOについて、ウェルスナビとのちょっとした比較も交えつつまとめてみました。総じてロボアドバイザーによる自動運用サービスはこんな人に向いていると思います。
・自分で情報収集して、売買して・・・は自信がない
・資産運用に興味はあるけど、たくさんの資金は用意できない
興味がありましたら、無料診断だけでもどうぞ。ほんと1分くらいで診断できますので。
まだまだ資産運用は勉強しないといけないことがたくさんあるので、勉強がてらこういう知識もシェアしていけたらなと思います。
ではでは。
ウェルスナビについて知りたい方はこちらもどうぞ。
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いまのところ、5つの資産運用を試しています。
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