WindowsからLinuxサーバ、特にRHEL8にリモートデスクトップできたらなぁと思っている方はこのやり方が手っ取り早いと思います。
接続元(Windows)の設定
VcXsrvをインストール
VcXsrv Windows X Server download | SourceForge.net
インストール時の選択項目はデフォルトのままでOKです。
VcXsrvを起動
起動するときの項目もほぼデフォルトのまま。1点、接続時のアクセス制御は無効にすると良さそうです。また、ウィンドウ表示形式はOne Large Windowにしておくと見やすい気がします。
とりあえず真っ黒のウインドウが表示できたら、接続先で設定をします。
接続先(RHEL8)の設定
Tera Termの設定
X11Fowardingを有効にします。[設定]-[SSH転送...]-[Xクライアントアプリケーションの転送]にチェック
X11Forwadingの許可
/etc/ssh/sshd_config内の下記設定を変更します。
# X11Forwarding no
X11Forwarding yes
DISPLAY環境変数の設定
DISPLAY環境変数を接続元WindowsマシンのIPアドレスにします。
# export DISPLAY=xxx.xxx.xxx.xxx.0.0
ディスプレイ番号と画面番号は、接続元で起動しているVcXsrvウィンドウのタイトルバーに表示されています。
リモート接続する
gnomeセッション開始
# gnome-session &
このタイミングで、接続元のWindowsで表示していたVcXsrvウィンドウに接続先サーバのデスクトップ画面が転送して表示されます。
gnomeセッション終了
# gnome-session-quit --logout --no-prompt
続いて、接続元のWindowsで表示していたVcXsrvウィンドウを閉じます。
これでリモート接続終了です。
このやり方のいいところは構築済みのRHEL8環境にGUIがインストールされていればほぼそのまま使えることですね。接続元Windowsマシンにインストールする XサーバソフトはVcXsrv以外にもいくつかあるので、興味のある方は調べてみてください。