ソーシャルレンディングは魅力的な投資方法のひとつだと思います。
いろいろ業者はありますが、なかでも最大手のmaneoだと大体2万円から投資できて、年利回りが5〜8%とくればやってみたくもなります。
単純計算ですが100万円投資したら5〜8万円プラスで返ってくるわけです。もちろん、実際は貸付期間や利回りの設定は案件ごとに異なるので、一概には言えませんが比較的安定している投資方法だと思います。
しかし当然うまい話ばかりではないわけで、リスクもあります。今日はソーシャルレンディングについて考えてみた話です。
ソーシャルレンディングについてざっくり
聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんので、ソーシャルレンディングについてざっくりご説明します。
お金を借りたい中小規模の企業が資金調達する手段のひとつで、調達する資金の出所はわれわれのような個人となります。
個人はソーシャルレンディング業者が募集する案件(ファンド)に対して、自分の資金で応募する、といった流れです。
貸出し期間は案件ごとにまちまちですが、短いもので3ヶ月、長いと36ヶ月といったものもあります。基本的に毎月分配金が入ってきます。資金が固定されるという点では、銀行の定期預金に似ている性質があると思います。
ただし定期預金は中途解約できますが、ソーシャルレンディングの場合は基本的に中途解約できません。
ソーシャルレンディングって途中で解約、売却できる? – ソーシャルレンディング比較ナビ
(参考にさせていただきました、ありがとうございます)
ソーシャルレンディングは「危険」なのか?
「よくわからないけど危ないんじゃないの?」という不安はよく分かります。正直、僕もソーシャルレンディグをよく知らない時は漠然と怪しいもの、というイメージがありました。
しかしこの不安な気持ちを分解してみると、おそらく金銭面の不安と社会通念的な不安にわけられるのではないでしょうか?
金銭面の不安
一言で表すと「投資した金額が戻ってこないのが不安」ということになると思います。いわゆる貸し倒れというやつですね。
確かに、ソーシャルレンディングに投資した金額が戻ってこなかった事態が発生したこともあるのは事実です。
しかし最近は各業者も目利きが厳しくなっており、問題であった個人への貸付を取りやめた結果、maneoでは2011年から貸し倒れ案件がほぼありません。
「ほぼ」というのは、2017年3月から現在にかけて、貸付先の返済遅延に伴う元本回収の流れがあったからです。詳しくは上記サイトの後半をお読みください。
不安に思うかどうかのラインは人によって違うと思うので、絶対安全とは言い切れませんが、少なくとも2011年から2017年までで貸し倒れとも解釈できそうな案件が今年の1件だけというのは、僕にとっては許容範囲です。
社会通念の不安
これも頑張って一言で表してみますと「銀行からお金を借りられない組織にお金を貸すって怪しい」ということではないでしょうか。
そもそも銀行から資金調達できないのはどんな場合でしょうか。
反社会勢力のため銀行融資を受けられないケース以外だと、創業したばかりで実績がないため融資を受けられないとか、少額を調達したいが銀行は少額融資はうまみが少ないので消極的、といった場合のようです。
本当に資金が必要な企業にソーシャルレンディング経由で資金を貸出し、将来的にその企業が成長して社会に価値を提供してくれるなら、その成長に一枚噛めるわけで、それはそれで嬉しいですよね。
まあ実際はそんな高尚な理念よりも、年利回りが魅力的というのが本音なんですが笑
僕はどうやって不安と戦っているか?
いまは先人の方達の情報がたくさん手に入る時代です。そうした情報を集めてメリット・デメリットを考えた結果、ひとまずやってみないことには分からないだろう、とえいやと飛び込んでみました。
結果、ソーシャルレンディングだけでも元本の8%強くらいのプラス利益があります。
maneoの場合は担保や保証付きの案件もありますので、そうした比較的安全そうな案件からトライしてみるのもありだと思います。
極論、貸付先が返済不能になったところで5〜6万ならまだ勉強代と割り切ることも不可能ではないでしょうし。
まとめ
さて、現時点で自分自身がプラス収支とはいえ、ソーシャルレンディングが絶対おすすめとは言い切れません。
しかしながら1年ほど続けてみて特に不都合を感じたこともないので、銀行の定期預金感覚で続けていくつもりです。
ではでは。