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銀行間送金24時間対応(モアタイム)2つのポイント

2018年10月9日から、64の銀行・信託銀行や、その他多数の信用金庫間において、24時間送金を可能とするシステムが始まりました。全銀モアタイムシステムの稼働開始ということです。せっかくなので概要をまとめてみました。

前知識:全銀システム(全国銀行データ間通信システム)は銀行間振込を支えるシステム

日本国内で営業する銀行は、そのほとんどが全国銀行協会というものに所属しています。また、全国銀行資金決済ネットワークという組織が運営する全銀システムに接続することで、銀行間での資金振込を実現しているというわけです。

今回の新しい全銀システム対応(通称:モアタイムシステム)では、ほとんどの銀行間での振込が24時間・365日問わず相手の口座に即時振込みされるようになりました。

今までは当日着金させるには、銀行の営業時間内、つまり8:30〜15:00の間に振込を行わなければなりませんでした。この全銀システムについて、まだできないことを説明していきます。

国内すべての銀行が対応したわけではない

24時間即時振込の実現は、とても便利になったように感じますよね。しかしながら国内全ての銀行間で24時間振込が実現されたわけではありません。例えば都市銀行でいえば、みずほ銀行はまだ24時間振込には対応していません。

とはいえ三菱UFJ銀行や三井住友銀行、ゆうちょ銀行あたりは参加していますから、システム利用できる人も多いのではないかと思います。

全銀モアタイムシステムの参加銀行一覧はこちらから確認できます。

振込手数料はかかる

時間外振込という概念は無くなりますが、振込手数料は各銀行の裁量に任されています。三菱UFJ銀行の場合は従来通り、三井住友銀行では明記されていませんが、従来通りの手数料となりそうです。

銀行のサービス向上はどこまで続くか

24時間365日振込の構想は2014年時点で検討されていました。

個人的には電子マネーやクレジットカード利用でキャッシュレス化が進む中、現金振込はあまり意識されなくなるのかなあと思います。他、パッと思いつくメリットは、証券会社やソーシャルレンディングの投資用口座に入金するのが容易になるので、投資資金のくりまわしがやりやすくなるといったところでしょうか。

それ以外にも法人用途でメリットが大きいみたいですね(入金のタイムラグがなくなるため)

さらに詳しく知りたい方は、以下の記事がわかりやすいかと思います。

ではでは。