今年も年確定申告の時期
2022年分(令和4年分)の確定申告をやっていきます!今年もマイナンバーカードとマイナポータルを駆使して、インターネットで完結させていきます。
必要な事前準備について簡単にまとめたので、そちらもぜひご覧ください。
ところであまり意識してなかったのですが、確定申告は本来、自営業などの方が納付すべき税金を確定させるために行うもののようです。
いままで主に外国税額控除を申請するために確定申告を行っていたのですが、追加納税は無く、還付が行われるのみなので、還付申告という呼び方が正しいようです。
確定申告であれば毎年2月16日〜3月15日に前年分の確定申告受付期間となるわけですが、還付申告であれば通年で申告が可能ということでした。
ちなみに国税局から確定申告の解説動画が公開されています。行政もYoutubeを活用する時代なんですねえ。
確定申告書をWEBで作成
まずはマイナポータルから確定申告書作成サイトに飛ぶことにします。
ちなみに僕の環境ではMac(iOS)を使用しています。MacユーザはブラウザでSafariを使用する必要があることに注意しましょう。
マイナポータルにログインしてから、真ん中あたりにある「確定申告の事前準備」をクリックして、ページ下の方にある「確定申告する」を選択します。
「e-Taxで確定申告する(マイナンバーカード方式)」の、「確定申告する」をクリックします。
次の画面でも「確定申告する」をクリックします。
国税庁の確定申告書等作成コーナーが開きます。
「作成開始」を選択します。
「ICカードリーダライタを使用してe-tax」を選択します。
僕の環境では、Safariのバージョンが新しすぎて警告が出ましたが、「このまま次へ進む」をクリックして先に進めます。
一番左の「所得税」を選択します。
「マイナポータルと連携する」を選択します。
事前準備のページが表示されたら、案内に従って準備を行います。
マイナポータルへ移動します。「次へ進む」をクリックします。
「ICカードリーダーでログイン」をクリックして、マイナンバーカードの暗証番号を入力します。
認証完了の画面に進むので、「次へ」をクリックします。
「次へ進む」をクリックします。
e-Tax等への登録情報を確認するページが表示されるので、表示内容を確認しましょう。
マイナポータルからの情報取得を行います。「取得する」を選択して、「マイナポータルに移動して情報を取得」をクリックします。
マイナポータルの画面に遷移するので、「上記に同意する」にチェックして「次へ」をクリックします。
次の画面でも「次へ」をクリックします。
控除マイナポータルから取得した情報が表示されます。エラーがないか確認して、「次へ」をクリックします。
確定申告書の作成コーナーに戻ってきました。ページの下の方に、マイナポータルから取得した各種情報が表示されています。
家族分と本人の追加情報取得はそれぞれ人によって異なってきますので、あくまで僕の場合の入力例になりますのでご注意ください。
ページ下の方の「申告書等を作成する」をクリックします。
ここから申告書の作成画面になります。「次へ進む」をクリックします。
申告書作成にあたり、確認事項に回答していきます。
僕の場合はこういった回答になります。「次へ進む」をクリックします。
収入金額・所得金額の入力
まずは、配当所得の「連携内容を確認」をクリックします。
金融・証券税制(入力項目の選択)
「1 配当所得の課税方法の選択」で、「申告分離課税」を選択します。
続いて、「2 株式などの売却・配当・利子等の入力」で、「特定口座年間取引報告書の内容を訂正・削除」をクリックします。
マイナポータルで連携した値がそのまま反映されているので、「入力終了(次へ)」をクリックします。
ダイアログが表示されますが、今回は「OK」をクリックします。
続いて、ページ下の方で「令和3年分の申告で上場株式等に係る譲渡損失の金額を繰り越した方」の項目で「いいえ」を選択します。
僕は積極的に株売買を行なっていなかったので「いいえ」を選択しますが、この辺りは人によって異なるので、ご注意ください。
そのまま「入力終了(次へ)」をクリックします。
「確認終了(次へ)」をクリックします。
収入金額・所得金額の入力
給与所得の「入力する」をクリックします。
「入力する」をクリックします。源泉徴収票の内容を確認しながら、案内に従って入力していきます。
最後に「入力内容の確認」をクリックして、「次へ進む」をクリックします。
なお、特定支出控除がある場合はこの画面で入力を行いますが、今回は該当しないので特に入力はしません。
「給与所得」の「入力内容から計算した所得金額」の欄に、所得額が入力されていることを確認します。この数字が手元の源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」と一致していない場合、何かしらの入力漏れが考えられますので、再度入力内容を見直すようにしてください。
また、ページ下の方に、申告分離課税分の内容が表示されていると思います。こちらも内容確認して、問題なければ「入力終了(次へ)」をクリックします。
所得控除の入力
所得控除は、課税金額の算出元となる所得に対して行われる控除(引き算)です。
今回は下記が入力・反映されています。
医療費控除
マイナポータルと事前連携した値が自動入力されています。
生命保険料控除
源泉徴収票の内容を入力した値が自動入力されています。
地震保険料控除
源泉徴収票の内容を入力した値が自動入力されています。
寄附金控除
マイナポータルと事前連携した値が自動入力されています。
特に追加入力や訂正する項目がなければ、ページ下の「入力終了(次へ)」をクリックします。
税額控除の入力
税額控除とは、課税される金額(=税金)自体から行う控除(引き算)です。
住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)
これがいわゆる住宅ローン控除になります。「入力する」をクリックします。
取得形態等の入力を行います。ここは住宅の購入方法によって異なりますので、ご注意ください。
ここからは一例ですが、住宅の新規購入だった場合、こんな感じになります。
「次へ進む」をクリックします。
必要書類と適用要件について確認し、「次へ進む」をクリックします。
住宅を購入した金額や面積を入力します。
登記事項証明書の内容を確認しながら、入力していきます。必要事項をすべて入力したら、「次へ進む」をクリックします。
「補助金等に関する事項を入力する」をクリックします。
僕の場合はすまい給付金が該当するので、金額を入力して、「入力内容の確認」をクリックします。
住宅ローンの年末時点での残高を入力します。「年末残高証明書を入力する」をクリックします。
住宅ローン借入金額を入力して、「次へ進む」をクリックします。
適用する控除では、新型コロナ税特法の適用を受けるかどうかが選択できます。入居日や契約日によりますので、国税庁の情報を確認するようにしてください。
適用する控除を選択して、「次へ進む」をクリックします。
控除される金額を確認したら、「次へ進む」をクリックします。
外国税額控除
続いて、「外国税額控除等」の「入力する」をクリックします。
ここの入力内容はなかなか分かりづらいので、画像を参考にしてください。
基本的に2022年に米国株で受け取った配当金(NISA除く)と徴収された税金の合計額を入力します。
「調整国外所得金額」には、「相手国での課税標準」欄に入力した値と同じものを入力します。
前3年以内の控除余裕額もしくは控除限度超過額の欄は、過去3年分の確定申告書を確認する必要があります。
入力したら、「入力終了(次へ)」をクリックします。
外国税額控除等の控除欄に、金額が入力されています。
この画面で他に入力する項目はないので、「入力終了(次へ)」をクリックします。
確認のダイアログは「OK」をクリックします。
計算結果確認
ここまで入力した値から、還付金額が計算されます。確認して、「次へ」をクリックします。
住民税等入力
「住民税・事業税に関する事項」をクリックします。
「配当所得等がある方の入力項目」で「いいえ」を選択し、その下の住民税で申告不要とするかどうかについて「はい」を選択して、「入力終了(次へ)」をクリックします。
住民税等入力の画面に戻るので、「入力終了(次へ)」をクリックします。
住所・氏名等入力
最終的な還付金額が表示されます。
受け取りに必要な内容を適宜選択・入力して、「次へ進む」をクリックします。
マイナンバーを入力します。「次へ進む」をクリックします。
送信前の申告内容確認
ページ真ん中あたりの「帳票表示・印刷」をクリックして、表示されたPDFファイルを確認して、ざっくり内容を把握しておきましょう。
問題なければ「次へ進む」をクリックします。
送信準備
注意事項として表示されている通り、e-Taxは利用時間外があるので、注意しましょう。
なお、次年度以降の確定申告の際に参考になったり何かと便利なので、「入力データを一時保存する」を選択しておくのがオススメです。
「次へ進む」をクリックします。
確定申告書の送信
「送信する」をクリックします。
「送信を実行する」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
送信結果の確認
送信された結果を確認しましょう。特に備考欄にはいろいろ追記されていることがあるので、確認しておきます。
「送信票等印刷へ進む」をクリックします。
ページ下あたりの「帳票表示・印刷」をクリックして、PDFファイルを保存しておきましょう。送信内容に不備があった際など、内容確認に必要になります。
「次へ進む」をクリックします。
申告書を送信した後の作業について
今回は住宅ローン控除を申請しているので、各種資料の提出が必要になります。(提出先は住んでいる自治体を管轄する税務署)
「添付書類の提出準備」の欄をよく読んで、準備・提出を行いましょう。
また、アンケートの回答はできるだけ行なった方が良いと思います。今回の操作で自分がわかりにくいなと思ったり、改善してほしいなと思ったことがあったら、積極的に意見を上げるようにしておくと、もっと便利に使えるようになるかもしれませんので。
住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)の添付書類送信について
今回の申請内容では、添付書類はイメージデータ(PDF)での送信が可能なので、案内に沿ってPDFファイルで送信しようと思います。
自宅にスキャナがないので、コンビニに行ってスキャン、USBメモリに保存してきました。便利な時代ですね。
まずはe-Tax(WEB版)にログインします。
左側のメニューから「送信結果・お知らせ」をクリックします。
ページ下の方にある「添付書類(PDF等)の送信」で、「操作に進む」クリックします。
受付済の確定申告の受信通知が表示されているので、「選択」をクリックします。
「決定」をクリックします。
特に問題なければ、「決定」をクリックします。
「はい」をクリックします。
次の画面で、PDFファイルを追加していきます。「追加」をクリックします。
「参照」ボタンでファイルを選択して、「添付」ボタンで追加します。追加できたら、「決定」をクリックします。
これで元の画面に戻るので、「添付書類名称」の欄を記入します。ファイル名と同一で特に問題ないと思います。
これを添付する書類の数だけ繰り返しましょう。
必要書類をすべて添付完了したら、ページ下の方にある「作成完了」をクリックします。
「はい」をクリックします。
送信結果・お知らせ画面に戻ります。書類を送信したので、「選択」ボタンが押せなくなっています。
ページ下の「次へ」をクリックします。
「送信」をクリックします。
「はい」をクリックします。
送信完了画面になるので、「受信通知の確認」をクリックします。
受信通知が別ウィンドウで開きます。
必要に応じて、受信データ(XML)のダウンロードをクリックして、送信データを保存しておきましょう。こういう場合、何が起きるかわからないので、僕はだいたい保険の意味を込めて保存できるものは保存するようにしています。
また、ページ下に電子申請等証明書交付請求があるので、こちらも必要な方は「交付請求」を行っておきましょう。
これで添付書類の送信作業は完了です。
あとは待つだけ
さて、確定申告ひと通りの作業は終了です。あとは税務署からの通知を待ちましょう。
ひとまずこれで、すっきり新年度を迎えられそうです!