結論から言うと、WinRMを使用します。SSHのようなものと考えてください。
・接続する側をクライアント
・接続される側をホスト
と呼びます。
WinRMではホストでTCP5985ポートを使用します。また、クライアントでもWinRMサービスが起動している必要があります。
WinRMはWindowsOSをリモートから操作するための仕組みで、Windwos Serverではデフォルトで有効になっている機能です。
もし有効になっていない場合は、PowerShellから下記のコマンドを実行すると有効にできます。
PS > Enable-PSRemoting
この時、複数の設定変更が行われるため、中身を理解してから実行するようにしてください。
docs.microsoft.com
もし元に戻したいときは下記を実行すれば良いです。
PS > Disable-PSRemoting
また、接続する側でWinRMサービスを有効にします。
これはコンピュータの管理→サービスで有効にしても良いですし、コマンドプロンプトから
net start WinRM
もしくはpowerShellから
PS > Start-Service -Name WinRM
でも良いです。
ただ、Windowsサービスの起動・停止には管理者権限が必要なことに注意してください。
実際にクライアント側でWinRMを使用する場合は、PowerShellで次のコマンドで接続します。
PS > Enter-PSSession -ComputerName <接続先ホストのIPアドレス or ホスト名> -Credential <接続先ホストで有効なアカウント名>
パスワードの入力ダイアログが開くので、上記で指定したアカウント名のパスワードを入力します。
これでPowerShellのプロンプト表示が下記のようになれば、接続成功です。
[ PS <接続先ホスト名> ]
リモートデスクトップはホスト側で接続が許可されていないとできませんが、WinRMなら通常のTCP通信かつ5985ポートが使用できれば、コマンドラインでホスト操作が可能になります。
どこかの現場で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ではでは。