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30代会社員。人生を一歩ずつ、歩いています。

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先輩に教わった、たったひとつのプレゼンのコツ

ウケるかどうかは別にして、僕は人前で適当に喋るのはそこまで苦でもないです。しかしこれがプレゼンテーションとなると、自分の話したいことを適当に話すのではなく、聴衆に何かを納得してもらわないといけません。場合によってはそのプレゼンで仕事の受注が決まったり、案件の方向性が決まったりすることもあると思います。学生さんだと卒業発表なんかがそうですね。

まだ新人の頃、研修の成果発表のためにプレゼンの練習をしていた時に先輩から教わった、たった一つのコツがすごく納得できましたので、プレゼンが不安でしょうがなかった昔の自分に向けて、プレゼンの心構えについて書いてみます。

うまくプレゼンできない新人時代

新入社員の頃、半年ほどかけて部の業務課題について検討し、その成果を発表するといった研修がありました。この研修はメンターである先輩のアドバイスを受けながら進めるのですが、最後の成果発表は事業部単位で他の同期達と発表会を行います。


研修自体はつつがなく進行して、あとは成果発表だけという段階になって、先輩にみてもらいながらプレゼンテーションの練習をするのですが、そこでもらうアドバイスはいつも「テンポが早くて、何を説明しているのかよく分からない」というものでした。


資料に言いたいことを詰め込みすぎた結果、聴いている側は説明内容の消化不良を起こしていたんですね。1枚目のスライドで説明されたことを理解する前に、次のスライドに進んでしまうと、説明側はストーリーが繋がっているつもりでも、聴いている側は理解できないものです。


これは聴いている側の理解力の問題ではなく、明確に説明側(=僕)の問題でしたね。

コツは「沈黙を恐れない」

何回か練習を繰り返すうちに、先輩からたった一つだけアドバイスをもらいました。それが、沈黙を恐れないということです。言い換えると「説明に間を取る」ということですね。

「tempo96くんはプレゼンで誰も話してない時間があると怖い? じっと黙って聴衆の反応をみるのも大事だよ」


そう言われた時、ハッと気づきました。僕はプレゼンで誰も言葉を発していない時間があると怖かったのです。


自分の説明が理解してもらえていないんじゃないか、誰かから答えられないような難しい質問が突然飛んでくるんじゃないか、そういった思いから自分の話したいことだけを一方的に話しつづける独りよがりのプレゼンに陥っていたんですね。プレゼンで誰も言葉を発しない瞬間があるというのは、決して悪いことではないんです。

意識的な沈黙は怖くない

そのアドバイスをもらってからは、次のスライドに移るタイミングや、長めの説明をした後には5秒程度の間を取ることを意識するようになりました。自分から間を取るようになってからは、沈黙の時間が怖くなくなりました。すると説明のテンポも自然とゆっくりとなり、落ち着いた話し方ができるようになりました。

聴衆の反応をみる時間があるので、すっと伝わっているのか、わかりづらかったのかも把握できるようになりました。

意識的に沈黙すること、今でも人前でプレゼンを行う際には心がけていることです。

まとめ

プレゼンは資料の作り方が大事なことは否めませんし、意識的に間を取るだけでなく、他にも小技はあります。ただ、僕の中ではこのアドバイスがもっとも有効なものだったと感じています。僕もまだまだプレゼンが上手とは言えないので、みなさんの思うプレゼンのコツなどを教えてもらえたら嬉しいです。


ではでは。



もう一歩踏み込んだプレゼンのテクニックについて。これも参考になります。
www.slideshare.net