ゼノギアス20周年記念コンサート「Xenogias 20th Anniversary Concert -The Beginning and End-」に行ってきました!
www.square-enix.co.jp
当ブログでは今までゼノギアスの話題を取り上げたことがないのですが、実は小学生の頃に全クリアを挫折した思い出深いゲームなのです!(中学生の時に再チャレンジしてクリアしました!)
ゼノギアスはスクエア社(現、スクウェアエニックス社)が開発、1998年2月11日に発売されたプレイステーションのゲームでした。今年がちょうど発売されてから20周年記念なんです。
ストーリーが複雑なことや、当時はほとんど例のなかったフィールド回転操作、ボタンの組み合わせによって技が発動したり、ギア戦といったバトルシステムによって、当初は戸惑うプレイヤーも多かったみたいです。しかし物語を進めるにつれて明らかになる、数万年にわたる世界観と数々の名シーン、それらを彩る楽曲の評価が高く、今なお愛される素晴らしいゲームの一つです。今回はゼノギアスのゲームとしてのおもしろさをが趣旨ではないので、割愛しますが、きになる方はPlayStation Storeで発売されていますので、そちらをどうぞ。
さて、そんなゼノギアス公式の取り組みとしては初となるコンサート、しかも20周年記念が開催されるということで、なんとかチケットを入手できたこともあり舞浜アンフィシアターまでコンサートを聴きに行って来ましたので、レポートです。ほんと最高のコンサートでした…!
(記事の最後に書いてますが、期間限定でニコ生で有料視聴可能です)
Xenogears 20th Anniversary Concert 4/8千秋楽
舞浜駅からアンフィシアターまでプチ迷子
会場である舞浜アンフィシアターの最寄駅は京葉線の舞浜駅です。あのディズニーリゾートと同じ最寄駅なのですが、アンフィシアターまで行ったことがなかったので、ぐるぐると遠回りしてしまいました。
念のため書き残しておきますが、舞浜駅を出たら向かってディズニーシー側、イクスピアリ方面に向かって進み、案内板を確認して歩いていけば10分ほどでたどり着けます。
目当てのグッズは売り切れ!
そんなこんなでたどり着いた会場は、グッズ販売列と入場列に分かれていました。
開演まで30分以上あったので間に合うだろうと思いまず物販列に並んだのですが、残念ながらセーブポイント(メモリーキューブ)のキーホルダーは売り切れでした。このツイートで触れられているものです。
グッズの紹介のなかでクリスタルキーホルダーがありますが、公式の物だとちょっとわかりずらいので僕のサンプル品の写真を。特殊なガラスで出来ていて重量感があり透き通っています。光によって中身のマークの濃さが少し変化します。 pic.twitter.com/BmTOHxQQes
— 光田康典 YasunoriMitsuda (@YasunoriMitsuda) 2018年4月4日
グッズはこれ以外にもトートバッグや光田康典さんの楽曲アルバムなどなど。夜回分は別確保みたいですが、チケットがないと購入できないとのことで断念…欲しかったなぁ。結局パンフレットだけ買いました。
なお、入場列は一般とソラリスシートの入場口にちょっとだけ分かれてました…笑
会場的には入口が横に並んでいるだけで、オルゴールが追加で渡されるのと、チケットのでデザインが通常と異なるくらいだったと思います。
ちなみにこちらが特典のオルゴール。曲は「遠い約束」です。原作再現ですねえ・・・
ブース展示
ロビーには展示ブースと、キャラクターが裏書きされたポスターが何枚かありました。ここで写真をたくさん載せたいのですが、ブログに掲載していいものか確認が取れなかったので、掲載は遠慮しておきます(シタン先生風)
→こちらの記事に展示ブースの写真掲載がありました!
「ゼノギアス」20周年記念コンサートをレポート。ゲームのストーリーに沿った選曲と演出で,会場は感動の嵐 - 4Gamer.net
展示ブースは結構な行列だったので開演に間に合わないと判断して、ひとまず自席へ。
舞浜アンフィシアターは初めてでしたが、中央に客席側に突き出したエリアがあり、その背後にオーケストラスペースといった構成でした。突き出しエリアには舞台昇降機があって、コーラスの入退場などに活用されてましたよ!
なおコンサートの前半と後半の間で15分の休憩があったので、すかさず展示ブースへ。そのうちにかなりの行列になってしまっていたので、休憩15分はちょっと短かったかなと思います。
曲順はゲームシナリオ通り
4月8日昼回はパンフレット記載通りのセットリストだったと思いますが、曲間に何回か短いアレンジを入れていたと思います。今回のコンサートでは、ゲームの進行に応じた曲順でした。ゲームではOPにあたるエルドリッジのデウス暴走からの始まり。後方のスクリーンに当時のゲーム映像が映し出されながら、当時プレイしていた時の思い出を追体験できるという演出でした。
コーラスグループ「ANUNA」
今回のコンサート開催にあたって、何曲か歌詞付きのアレンジになっていたものがありました。
これらを歌うために、光田さんがアイルランドのコーラスグループを発掘してきたようです。これがまた大当たり!ANUNA(アヌーナ)という男性6人、女性6人の合唱団です。楽曲のコーラスワークが忠実に再現されていました…ゲーム内では歌詞は付いてませんでしたからね。これは感動…!
盗めない宝石のソロ回しなんか最高でしたね…このコーラスグループ、今回のコンサート成功の立役者といっても過言ではないと思います。それくらい素晴らしいパフォーマンスでした。
コーラスの荘厳さから打って変わって、ギターとベース、ドラムが入ったアレンジの特に戦闘曲ではバンドサウンドの推進力が生まれてました。紅蓮の騎士や、後述しますが飛翔から翼のメドレーなどはガッと盛り上がりますね!
最高に震えた「飛翔」
コンサートで一番来たのは、やっぱり飛翔ですかね!父ニコラの遺したアハツェンを止めるため、マリアがゼプツェンに搭乗する覚悟を決める場面で初めて流れる、名曲です。
今回はバンドサウンドが加わったことでより力強いイメージになっていました。ギターが刻むテンポに合わせて合流してくるストリングスが期待感を高めて、予定調和のごとくなだれ込むサビの爽快感がハンパないです。
ぜんぶ名曲なんですけど、あれを聴けただけでもコンサートに行った価値がありますよ、ほんと。
歌姫「ジョアンヌ・ホッグ」氏
ゼノギアス楽曲といえばこの方のイメージも強いです。ゲームでは、エンディングで流れる「SMALL TWO OF PIECES ~軋んだ破片(かけら)~」が特に印象的!そっと語りかけるような温かいメロディが優しい歌です。
今回のコンサートではデウス戦からのエンディングの流れを再現していました。ようやくクリアできたときの達成感が思い出されて、嬉しいような、それでいてコンサートが終わってしまうなという寂しさもあり、まさにら記憶を呼び起こされました。
アンコールのバルトのテーマ〜ラハンBGMのジャズアレンジにのせて、ANUNAの面々とジョアンヌ氏が再登場したのち、光田さんによるメンバー紹介がありました。光田さん自身はジョアンヌさんが紹介されてました。
ところでラハンBGMのアレンジのところ、拍子の変わり目で手拍子ついていけなかった人は多かったのではないでしょうか?笑
そうして、アンコール後の挨拶でステージに最後に残った光田さんが、中央にオルゴールを置いて行きました。そこから流れる「遠い約束」。観客全員でじっと見つめてしまいましたね…思い出を振り返っていた人、これからゼノギアスに触れる人、きっといろんな思いがあったことと思います。
20年経ってもまだ愛されるゲーム
この日の夜回は千秋楽ということもあって、ニコ生配信があったみたいです。こちらは4月いっぱいまで視聴できますので、有料ですがぜひどうぞ。
発売から20年たっても、こうしてコンサートが開かれるほどに人気のあるゼノギアスですが、楽曲の魅力はもちろんのこと、ゲームとしての出来も非常におもしろいものだったからこそ、たくさんの人の心の中に思い出として生き続けてきたのだと思います。そんなゲームを自分がプレイできていて、良かったなぁと本当に思います。
最後になりますが、ゼノギアスという素晴らしいゲームを世の中に出してくれた製作陣と、20年も経っているにも関わらずゼノギアスを覚え続けてくれたみんなと、コンサートの製作総指揮を執って企画を実現してくれた光田康典氏に最大の感謝を!
光田康典さんが今回のコンサート開催にあたり、記事をアップされていましたのでご紹介しておきます。こちらもぜひお読みください!
Mitsuda's Diary – The Brink of Time ~ since 1 january 2009 ~
(昨夜からアクセス集中で表示されづらいみたいです。表示されない場合は時間を置いてからアクセスしてみてください)今回はここまで!
現地に行けなかった方も大丈夫、4月8日夜回(千秋楽)の映像が4月30日までニコ生で配信されています(有料2,500円)!興味が湧いてきた方はぜひ、こちらで視聴してみてください!光田さん曰く、もしかしたら映像化の可能性は薄いかもしれませんので、お見逃しなく。
冒頭の5分は無料で視聴できますので、そこだけでもぜひ聞いてみてください!