クラシック曲といえばあまり馴染みがない方が多いかもしれません。しかし、テレビ番組のBGMによく使われているので、実は「聴いたことある!」ということが多かったりします。
そこで今回は、テレビでよく使われる有名なクラシック曲について曲名をご紹介していきます。テレビなんかで曲が流れたとき、さりげなく曲名を言えたらかっこいいですよ!
- Ave Maria/シューベルト(オーストリア)
- 夜想曲(ノクターン)/ショパン(ポーランド)
- 革命/ショパン(ポーランド)
- G線上のアリア/ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(ドイツ)
- いまだに人々を惹きつけてやまないクラシック曲の魅力
Ave Maria/シューベルト(オーストリア)
冒頭の旋律で聴き馴染みのある方は多いと思います。これはフランツ・シューベルトの作曲によるものです(元々はエレンの歌第3番というドイツ語の歌に、後から歌詞だけ乗っけたもの)
実はAve Mariaという曲は古今東西かなり多くの音楽家が作曲しており、歌詞は新約聖書(ラテン語)から取られていて意味的には聖母マリアへの祈りを表しています。
ちなみにこの動画はアメリカのソプラノ歌手バーバラ・ボニーさんの歌唱によるものです。
シューベルトと言えば、歌曲「魔王」の作曲者としても有名ですね。音楽の授業でやりませんでした?日本語歌詞も良いですけど、やっぱりドイツ語がかっこいいですによねえ。気になる方はググってみてください。
夜想曲(ノクターン)/ショパン(ポーランド)
これも比較的ドラマなどで使われることの多い曲だと思います。ショパンの「夜想曲」は全部で21曲ありまして、この曲は正確には夜想曲第2番 変ホ長調 op.9-2といいます。ショパンのノクターンと言えばこれ、というくらい有名みたいですね。
opというのはOpus(オーパス)の略で、まあ作品番号のことです。動画はフジ子・ヘミングさんの演奏によるものです。
革命/ショパン(ポーランド)
再びショパンの作曲より。冒頭のフレーズのインパクトが強く、一気に耳を持っていかれる力強い始まり方が印象的です。CMで使われることが多いように感じます。
実はこれも正式名称があり、練習曲ハ短調作品10-12といいます。まったくピアノが弾けない僕からすると、こんなにめまぐるしく手が動き回るのに何が練習か・・・と感じてしまいますが(・ω・`)
動画タイトルにもある通り、辻井伸行さんの演奏です。
G線上のアリア/ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(ドイツ)
バッハ「G線上のアリア」 Bach "Air on G String"
これは名前も有名かもしれません。もともとはバッハが作曲した組曲があり、そこから抜粋して編曲を行ったものです。アウグスト・ウィルヘルミというヴァイオリニストによる編曲みたいですね。
ヴァイオリンは4本の弦を駆使して演奏するわけですが、この曲はG線だけで演奏できることから「G線上のアリア」という愛称で呼ばれています。
G線だけで演奏するために作られたというより、編曲したらそうなったというのが正しいようです。
いまだに人々を惹きつけてやまないクラシック曲の魅力
ドラゴンクエストシリーズの作曲家として有名なすぎやまこういち氏はご自身の作曲観についてこう語っています。
ゲームする人は何度も同じ楽曲を聞くわけですから、聞き減りしない音楽でなければなりません。なので、バッハやベートーベンの楽曲のように全人類が何百年聞いても飽きないクラシック音楽の方向性をめざしました
http://www.sankei.com/west/news/170225/wst1702250010-n1.html
200年も前に生み出された曲が、使用する楽器や編成によって姿を変え、何度も新しい魅力を見せつけてくれるのは驚きですね。
今回記事を書くにあたって改めてクラシック曲を調べ直したところ、関連する曲なんかも見つけられて面白かったです。
ぼんやりテレビを眺めるだけでなく、使われているBGMに耳を傾けてみるのも面白いですよ!
ではでは。