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30代会社員。人生を一歩ずつ、歩いています。

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ろくろ首だって青春する「彼女はろくろ首」【完結済み全4巻】

先日ミナミの帝王を取り上げましたが、それに続いて漫画の話です。「彼女はろくろ首」ご存知でしょうか?かなり面白いです。ジャンルはなんだろうな、ラブコメ?

ろくろ首かのっち

とある町の高校一年生、宮間一樹(いつき)と鹿井なつき(かのっち)を中心としたラブコメです。ポイントはかのっちが妖怪ろくろ首であること。初めてかのっちの首が伸びたコマを見たときは、進撃の巨人の超大型巨人初登場や、テラフォーマーズの見開きゴキブリと同じくらい衝撃でしたね・・・

ろくろ首あるあるが面白い!

この漫画の面白いところは、ろくろ首という設定をうまく活かして変化をつけているところです。ろくろ首鉄板ギャグもあれば、首が伸びることをいいことにベランダ越しに色々できたり。本編とは関係ないですが、単行本の巻末漫画はかなりシュールです。

世界観が一筋縄じゃない

ただのラブコメならのほほんと読んでいられるのですが、話が進むごとにある種不気味な世界観が浮かび上がってきます。

橋を隔てて共存する人間と妖怪。お互いに過干渉せずに暮らしている中、人間の樹はなぜ妖怪の町に暮らしているのか。

作中では世界観の設定は、はっきりとは描かれません。読者である我々が断片的に提示されるヒントを組み合わせるだけです。そのくせに、のほほんと読み進めても結構面白いので、作者の二駅ずいさんの力量はすごいなと思います。

まとめ

種を超えた愛とかそういった壮大なテーマではありませんが、日常にちょっとした妖怪要素を組み合わせるだけでこんなに魅力的なキャラクターが生まれるんだというのは驚きでした。ろくろ首が気になる人、普通のラブコメに飽きてきた人なんかはオススメです。まあなんだかんだ、かのっちが可愛い漫画です。

一話試し読みはこちらからどうぞ。
マガメガ MAGAMEGA | 彼女はろくろ首


ちなみに作者の二駅ずいさんのTwitterをフォローしていると、この作者にしてこの作品ありだなと思えます。

(追記)
二駅ずいさんのサイトができました!
nieki.net


ではでは。



漫画つながりです。ミナミの帝王は時事ネタをテーマにすることが多く、面白いです。