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30代会社員。人生を一歩ずつ、歩いています。

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図書券はもう作られていない、図書カードどころか次世代の図書カードNEXTまで登場していた

先日のお昼、バラエティ番組をみていたときのこと。

「図書券ってもう製造されていないんですよ。知ってましたか?」

いや、知らなかったです。確かに最近いただく機会があるときは図書カードだし、図書券を最後にもらったのは覚えていないくらい昔の話です。少し気になったので調べてみました。

確かに図書券は製造終了していた

ビンゴの景品や入学祝い、その他ちょっとした贈り物で使い勝手の良いものといえば図書カードですよね。こういった、書籍を購入できるギフトカードはもともと図書券として発行されていました。


図書券は正式名称を全国共通図書券といい、日本図書普及株式会社が発行していたものです。全国の書店で利用可能なギフトカードが一企業の発行によるものとはちょっと驚きました(一企業といっても、出版業界の連合軍みたいですが)
日本図書普及株式会社の事業内容
<日本図書普及株式会社のサイトより引用>


図書券・図書カードは書籍と交換できる有価証券だそうです。有価証券というのは簡単にいうと権利を証明するもので、図書券は書籍と交換できる権利を形にしたもの、というわけですね。

図書券は1960年に図書の普及促進を目的として発行開始されました。その後、1990年には磁気タイプの図書カードが登場。図書カードの読取端末が全国書店にある程度普及したことを持って、2005年に図書券の新規発行は終了しました。

なお、新規発行は終わっても現在所持している図書券は問題なく使用できるそうなので、ご心配なく。

図書券から図書カードへ

図書券に代わって登場した図書カードでは、磁気ストライプの読取によって支払いを行います。残額に応じてカードにパンチ穴が開けられるタイプですね。

確かに最近、図書券はめっきりみなくなり、図書カードでもらうことが多くなったなあと感じていましたが、まさか図書券が発行終了にまでなっていたとは、知りませんでした。

さらに2016年6月から図書カードNEXTが登場

そんな図書カードですが2016年6月に新規発行を停止しており、さらに次世代の図書カードが台頭してきたようです。それが図書カードNEXTです。

僕はまだ実物を使ったことがないのですが、カードに印刷されたQRコードをレジの専用端末で読取ることによって支払いを行うようです。

磁気タイプの図書カードではパンチ穴の位置によってざっくり残高を把握していたところを、図書カードNEXTでは 1)QRコードをスマホなどで読み取る 2)フリーダイヤルに電話し、カード記載のID、PINを伝えて教えてもらう の2つの方法で確認できるそうです。

正確な数値をスマホですぐに読み取れるようになったのは便利かもしれませんね。一見すると未使用に見えてしまうのはちょっとわかりづらいかもしれませんが・・・

プレゼントには図書カードを検討しましょう

図書の普及を促進するための図書券も、いまは図書カードNEXTなるものに移り変わっていたんですね。普段は電子書籍やクレジットカードでの支払いが中心のため気づきませんでした。今後もちょっとした贈り物としての需要は続いていくのでしょうね。

ちなみに図書カードNEXTは全国の加盟店(ほぼ全ての書店)で購入することができます。

ではでは。
<情報参考>
www.toshocard.com